出典:ひふみ投信公式ホームページ(レオスキャピタルワークス)
『ひふみ投信』という投資信託は、普段から株式投資や投資信託を実践している人なら一度は聞いたことがあるでしょう。
世界には数多くの投資信託が存在しますが、その中でも非常に人気が高いのが『ひふみ投信』です。
2017年にはカンブリア宮殿にも『ひふみ投信』が取り上げられて大きな反響を呼びました。
今回はなぜそこまで『ひふみ投信』の人気が高いのか?そしてどんなところに魅力があり信頼されているのか?などについてご紹介したいと思います。
『ひふみ投信』の運営会社は「レオスキャピタルワークス」
意外と知らない方もいるかもしれませんが、『ひふみ投信』を運営しているのは「レオスキャピタルワークス」という会社です。
レオスキャピタルワークスの会社概要は下記の通りです。
設立:2003年4月16日
本社:〒100-6227 東京都千代田区丸の内1-11-1パシフィックセンチュリープレイス(PCP)丸の内27F
資本金:100百万円
事業内容:投資運用業、投資助言・代理業、第二種金融商品取引業
代表: 藤野 英人
『ひふみ投信』・『ひふみプラス』・『ひふみ年金』・『ひふみワールド』の違いは?
『ひふみ投信』という言葉が一番耳にすることが多いと思いますが、『ひふみプラス』、『ひふみ年金』、『ひふみワールド』という言葉も聞くことがあると思います。
実際に投資信託を始めようとするときに、これらの投資信託の違いがわからず混乱してしまう方もいますので簡単に違いをご紹介します。
『ひふみ投信』、『ひふみプラス』、『ひふみ年金』は販売会社(販売場所)が異なるだけで内容(投資方針や組入銘柄など)は基本的にまったく同じです。
・『ひふみプラス』は証券会社などの販売代理店で販売している商品名
・『ひふみ年金』は確定拠出年金制度を利用する場合に申込できる商品名
※ファンドの仕組みや情報開示、最低購入単位などには違いがありますので詳しくは公式ホームページで確認してください。
『ひふみ投信』の特徴・人気の理由
運用の特徴
①主に日本の成長企業に投資する
②守りながらふやす運用に挑戦する
③顔が見える運用をする
コストが安い
『ひふみ投信』は買付手数料と解約手数料が無料です。
また、投資信託において通常発生する信託報酬も低水準の0.980%になっています。
資産形成応援団制度で信託報酬が一部還元
『ひふみ投信』に5年以上もしくは10年以上投資(保有)している人を対象に信託報酬の一部が還元される仕組みです。
5年以上で0.2%、10年以上で0.4%の還元になっているため、元々長期保有前提の投資信託としては魅力的な施策です。
アカデミーや企業訪問を実施している
「ひふみアカデミー」といって月に一回『ひふみ投信』の運用報告や市場動向をファンドマネージャーやアナリストが解説してくれます。
現在はYouTubeでもライブ配信を行っており、組入銘柄の内容や選定理由、新型コロナウィルスに対する投資の考え方などを聞けるため非常に参考になります。
また、会社のメンバーに同行してもらい一緒に企業へ訪問し、企業の商品やサービス、働いている人などを身近に感じて投資判断に役立てることができます。
利益を出し続けてきた実績がある
下記の図は『ひふみ投信』の基準価額推移です。
基準価額が上昇していると投資している顧客は利益を得られます。
初期の頃から『ひふみ投信』に資金を預けていた人は放置していただけでも数倍以上になっています。
『ひふみ投信』の基準価額推移
守りながらふやす運用が実践できている
『ひふみ投信』の基本方針として、「日本の成長企業に投資する」というものがありますが、同時に「守りながらふやす運用」をテーマにしています。
一件、成長企業に投資するのはリスクが高いのでは?と感じる方も多いかもしれません。
しかし、先に述べたように、『ひふみ投信』は数値面だけでなく現場もしっかり調査した上で投資先を選定していますし、新型コロナウィルスなどの予測不可能な市場にも対応できるような体制を整えています。
実際に、新型コロナウィルスで株価が暴落した際に『ひふみ投信』はTOPIXなどと比較してもダメージを最小限にし、その後、基準価額を回復させています。
在宅勤務やデリバリーの需要が大きくなるとみて、アメリカのドミノピザの保有割合を上げたり、現金比率を多めに設定するなど慎重な投資手法も信頼されている理由の一つでしょう。
代表の「藤野英人」がカリスマの伝説ファンドマネージャー
カンブリア宮殿にも登場したレオスキャピタルワークスの代表取締役である「藤野英人」さんですが、過去の経歴や実績も素晴らしいものがあります。
運用する投資信託の額も年々増え着実に利益を出せているのは、彼の投資に対する考え方や手法がブレないからだと考えられます。
カンブリア宮殿の放送の中でも、藤野さんが無名の会社に出向き会社をしっかりリサーチした上で投資している様子が紹介されていました。
『ひふみ投信』や藤野さんのことをもっと知りたいと思う方はカンブリア宮殿の放送を見直すか、月1で配信しているYouTubeライブの配信をみると良いと思います。
親会社がSBIホールディングスに変わった
これまでレオスキャピタルワークスの親会社は「ISホールディングス」でしたが、2020年に「SBIホールディングス」に変更になりました。
これをマイナスと捉える人もいるかもしれませんが、財務体質が強化されてより知名度と影響力の高いSBIに親会社が変わったことはプラス要素かもしれません。
※ISホールディングスも第2の株主としてサポートを継続
親会社が変わったといっても、経営方針や経営陣に変更はなくこれまで通りの運用が期待できます。