投資業界で最も有名な一人と知られる「ウォーレンバフェット」氏ですが、新型コロナウィルスの影響が大きいことから彼が保有する航空会社の株をすべて売却したことがわかりました。
ウォーレンバフェットが経営するパークシャーハザウェイ社の株主総会において、「新型コロナウィルスによって世界は変わる」と述べており、感染拡大が落ち着いて終息したとしても従来の乗客数には戻らないという考えを示しています。
ウォーレンバフェットが売却した航空会社の株はどこ?
アメリカの4つの大手航空会社の株をすべて売却しました。
①アメリカン航空
②ユナイテッド航空
③サウスウエスト航空
④デルタ航空
ウォーレンバフェットは2月に航空会社の株を買い増ししていた?
新型コロナウィルスの影響が出始めていた2月ですが、当初ウォーレンバフェットはデルタ航空の株を買い増ししていました。
当初、ウォーレンバフェット(パークシャーハザウェイとして)はデルタ航空の株を9%も保持していおり筆頭株主であったこともあり、デルタ航空の復活と成長を期待していたと思われます。
しかし、最終的にはデルタ航空の株もすべて売却し、大量に保有していた他の3社の株も売却することになりました。
今後、個人投資家はどう動きべきか?
ウォーレンバフェットが大胆な投資方針を変換しましたが、彼は米国市場全体の成長には自信を持っています。
過去の経験も踏まえて世界でどんなことが起きてもアメリカ経済の成長は継続していくという見方を示しているようです。
実際に、1990年代を基準とした経済成長を見るとアメリカと日本では大きな差があります(約10倍程度)
日本はこの数十年ほとんど経済成長できていないにも関わらずアメリカは右肩上がりで成長を遂げています。
今後の個人投資家の戦略としては、短期的、中長期的どちらの視点も持ち、各自のトレードスタイルをしっかり決めた上で取り組む必要があるでしょう。
直近でみれば、新型コロナウィルスの影響で本来の価値以上に値下がりしている会社の株価を買い増しするのは一つの選択肢になるでしょう。
また、日本株だけでなく米国株にも目を向け、石油や金などの商品市場、またFXにおいても魅力的な場面が出てくると思います。