中途採用で転職したけれど、思ったように業務が進まない、人間関係がうまくいかない、やりたい仕事ではなかった、といった理由で辞めたいというケースは少なくありません。
転職自体が大変なことである以上、辞めることになってしまうと、さらにストレスがかかるかもしれません。そこで、転職後辞めたいと感じた時に考えるべきポイントを6点ご紹介します。
①転職の目的を再確認
転職前に抱いていた不満や希望は、現在の職場で叶えられているでしょうか。もし、叶えられていない場合は、何が不足しているのか、どのように改善されるといいのかを考えてみましょう。また、転職前に比べて、今の職場でどれだけ成長できたのかも振り返ってみることが重要です。
転職した目的・理由が給料面なのか人間関係なのか、やりがいや仕事内容なのかは人によって違いますが、前職で納得いかない部分が今の仕事で満たされているのかを冷静に考えてみると良いです。
②辞めたい理由を具体的に洗い出す
業務内容について、適性に合わない、想像していたものと違う、ストレスがたまるなどの理由があるかもしれません。人間関係についても、上司や同僚とのコミュニケーションがうまくいかない、パワハラやセクハラがあるなど、理由はさまざまです。また、勤務時間や待遇、福利厚生など、労働条件に不満がある場合もあります。これらの理由を整理し、改善策を考えることが大切です。
③解決策がないか模索する
まずは、上司や人事担当者に相談してみることが必要です。職場の環境や労働条件に不満がある場合は、改善を求めることができます。
また、業務内容についても、適性が合わない場合は、他の部署への異動を希望することもできます。しかし、改善策が見つからない場合や、相手方が聞き入れてくれない場合は、転職することも選択肢の一つとなります。職場環境が改善されない限り、自分自身の成長やキャリアアップを望むことは難しいためです。
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④自己分析やキャリアプランの見直し
今後のキャリアにおいて、どのような方向性を目指しているのか、どのようなスキルアップが必要なのかを再度考え直し、転職先の選定基準を明確にすることが大切です。
20代の若いころの転職であれば思い切った行動も取りやすいですが、30代中盤以上になると転職市場としても特別な能力やスキルがない限りは需要が減ってきます。
自分が得意なこと、苦手なこと等を中心に改めて整理して、どんな業界のどんな仕事であれば会社に一番貢献できそうかを考えた上でキャリアプランの練り直しを考えてみてください。
⑤次の仕事先の確保
今の仕事が嫌になって明日にでも辞めたいという気持ちになることは多々あると思います。
しかし、次の仕事先を確保するまではよほど追い込まれていない限りは耐える方が賢明です。
長期間働いている人の場合は失業手当の給付期間や給付額も期待できるため、転職活動にも余裕を持てますが、そうでない方は今の仕事をしながら転職活動をして内定をもらった後に退職願を出すのがベストです。
⑥辞めた後の生活費の確保
⑤と直結する内容ですが、メンタル崩壊してまで今の仕事を続けるべきではないですが辞めた後に今の貯金等でどれくらい生活していけるかを冷静に見直すことが重要です。
一般的には半年～1年間くらいの生活費は持っておいた方が良いと言われたりしますが、どんなに低く見積もっても2ヶ月分くらいは手元に残している状況にしておきましょう。
お金に余裕がないと転職活動にも焦りが出て本来のパフォーマンスが発揮できない可能性が高いです。
人生どん底のお金がない状況に追い込まれたことが何度もある私だからこそ、お金は精神の安定剤だと断言できます
まとめ
最後に、転職は一人で行うものではありません。周囲の人々に相談し、アドバイスを求めることも大切です。転職エージェントやキャリアカウンセラーなどの専門家に相談することも、転職活動を成功させるためには有効な手段の一つです。
転職は、自分自身の成長やキャリアアップを望むための大切な選択肢の一つです。しかし、転職はリスクが伴うため、慎重に判断し、転職先の選定基準を明確にすることが必要です。周囲の人々に相談し、専門家のアドバイスを受けることも大切です。自己分析やキャリアプランの見直しも行い、自分自身が本当に目指すキャリアを再度考え直すことが、転職活動を成功させるための重要なポイントとなります。
