「投資」と聞くとどうしてもハイリスクハイリターンのイメージが強いと思います。
それを象徴しているのが日本の預貯金文化です。
日本においては海外と比べても未だに投資する人よりも預貯金に回す人の割合が非常に高いです。
日銀が家計の金融資産状況を「日本」、「アメリカ」、「ユーロエリア(ヨーロッパ諸国)」で比較していますがデータをみても一目瞭然です。
出典:日本銀行調査統計局
「現金・預金」文化が悪いと言いたいわけではありません。
日本人が投資に対して恐怖心を抱きすぎていて、結果的にお金に関するリテラシーが不足していることが問題なのです。
お金の正しい知識や考え方を見につければ投資は怖くない!
「投資=ギャンブル」というイメージを持っている方はまず認識を改めましょう。
「資産運用」という言葉に置き換えてみると抵抗が少し抑えられるかもしれません。
まず大前提ですが、投資で資金を増やしていこうと考えた場合、短期間で大きな利益を目指すのは諦めてください!
短期間で大きな利益を出せれば最高ではありますが、実際にそれを実現させようと思うと超ハイリスクになってしまいます。
「投資=ギャンブル」というイメージが日本人に強いのは、短期的な視野でイチかバチかに賭けて運任せに投資して大損してしまう人が多いからです。
短期間に大きなリスクを目指す投資方法=ギャンブル
・全財産を使って株やFXなどに投資
・借金してまで投資
・レバレッジをかけて投資してロスカットや追証を食らう
・知識がないのに噂や流行りに任せて大金を投資してしまう
・海外の高利回りな投資案件に騙されて大金を投資してしまう
・・・
上記のような方法で実際に大金を投資して大損したことがある人もいるのではないでしょうか?
なぜ「投資」ではなく「ギャンブルと同レベルの投資」をして失敗してしまったのか?
お金はしっかり自分の「時間」を投資すれば機械的に増えていく!
投資でどれくらいのレベルの金額を目指すかにもよりますが、ある一定のレベルまでであれば実はそんなに増やすのは難しくありません。
自分の人生で最も大切な「時間」さえ投資するつもりがあれば高確率で成功するでしょう!
ですが、実際には短期的な利益を目指したり、短期的な株価や為替に一喜一憂してしまい、結果的に時間を使ってお金を減らしてしまっている人が多いのです。
私が投資の参考にしている本の一つとして「ロバート・キヨサキ」の「改訂版 金持ち父さんの投資ガイド 入門編: 投資力をつける16のレッスン (単行本)」という本があるのですが、その中でも似たようなことが述べられています。
本来投資で利益を出していくということは単純で機械的でなければならないのです。
どういう意味?そんなに簡単にお金を増やせるなら苦労はないよ!と思う方もいるとは思いますが、これについてはまた別途記事で詳細を記載します。
※一つヒントを出しておくとすると「複利の力」を利用するということです
まとめ
今回は導入部分にあたるような記事内容でしたので具体的な部分に迫っていませんが、この記事で理解してほしいことは、とにかく「焦らず時間を使って正しい投資をしていく覚悟を持ってほしい」ということです。
投資で稼ぎたいと思っている人の中には「お宝銘柄」や「非公開情報」、「特殊な投資方法」などの具体的な近道を探そうとする人が多いですが、楽して短期間で利益を出そうとしている間は長期的に安定して利益を出していくことは難しいでしょう。一度大金を手にしたとしても失ってしまうのがオチです。
宝くじが当たって億万長者になった人が逆に全財産を失い借金までして不幸になってしまう理屈と同じです!
まずは、自分が投資によってどういう将来像を目指したいかを考え、そこに到達するにはどういう考え方をすれば良いのかを学んでください。