宝くじで高額当選して億万長者になった人の70%が破産するのはなぜか?

世の中には人生一発逆転の宝くじがありふれています。

例えば、日本においてはジャンボ宝くじやロト7、ロト6、ミニロト、ナンバーズ、スクラッチ、TOTOなどが存在します。

(競馬や競輪、競艇、カジノなどもある意味同じジャンルと言えるかもしれません)

実際に、自分の周りで宝くじなどで1等を当てて高額当選した人を知っているもしくは自分がそうだという人は少ないと思いますが、その一方で「宝くじが当たった人は破産する」、「宝くじで高額当選すると逆に不幸になる」という噂をよく聞きませんか?

トーマス先生
実際にそれが本当かどうかは自分自身で宝くじやロトなどで高額当選してみないとわかりませんが、客観的データの中で「アメリカで宝くじに高額当選した人のうち70%が自己破産をしている」というデータがあります。

日本ではアメリカのように正式なデータは出ていないようですが、アメリカと同様の結果もしくはそれ以上の結果になっていてもおかしくありません。

その理由は後から解説します。

宝くじに高額当選した人が自己破産する割合

上記で述べたように、アメリカでは宝くじに高額当選した人の70%が自己破産していますが、

別の統計では「宝くじに高額当選した人の44%が5年以内にすべて使い切っている」というデータもあるそうです。

→破産するほどお金を使ってしまう場合と、破産まではいかなくてもすべてお金を使いきっている人がかなり多いということがわかります。

では、なぜこのように大金をすべて使い果たして破産にまで追い込まれてしまうのでしょうか?

宝くじで高額当選して億万長者になっても破産してしまう理由

お金に関する知識、お金を守る知識が乏しい

最も大きな理由はこれです。

基本的には「宝くじで高額当選する人=元々貧乏な人もしくは平均的な人」が多いです。

起業家や投資家で成功している人は宝くじを購入して一攫千金を狙おうとしませんし、狙う必要もありません。

そして、貧乏な人はお金の知識がなく、いきなり大金を手にするとそれをどうやって増やすのか、守るのか、維持するのかの大変さを理解していません。

投資やビジネスでも良く言われますが、増やすことよりも守る事の方が遥かに難しいのです。

トーマス先生
実際に私自身が投資で億万長者になったことがありますが、一瞬にしてそのすべてを失った経験があります。
アメリカでは、宝くじに高額当選した人の70%が自己破産という結果になっていますが、日本の場合はアメリカと比べても金融リテラシーが低いためもっと割合が高いと思います。
日本人は大人になっても投資や経済のことをまったく理解していない人も多いですが、アメリカ人は日本人のように貯金ではなく余剰資金は投資に回すように育てられています。

生活水準を上げ身の丈に合っていない商品を衝動買いする

普段、一年間働いても手取りで平均300万くらいしか収入がない人がいきなり目の前に2億円~10億円という大金があったらどうなるでしょうか?

金融リテラシーが高い人以外は「まずは家を買って、高級車を買って、旅行に行って、おいしいもの食べて・・・」といった思考になります。

要するに普段だったら絶対にしないような大きな買い物や消費を後先考えずに衝動でやってしまうわけです。

もちろん、高額当選金のうち一部はご褒美として使うのは決して悪くはないですが、破産する人の多くはそれを一度体験するとセーブができません。

当選前の生活水準に絶対に戻せなくなってしまうのです・・・

仕事をやめる

億万長者になったから一生仕事をしなくても贅沢して生きていける!と思って仕事をやめてしまう浅はかな人が大半です。

もちろん、それまでやっていた仕事をやめても起業したり、投資で資産を維持・増やすことができるのであれば有意義な選択肢となりますが、多くの人はそんな能力がないのにすぐに仕事をやめてしまいます。

人に騙されて投資や事業で失敗する

大金を元でに投資でさらにお金を増やそうと思った場合、健全な投資であれば問題ありませんが、金融リテラシーが低い場合は怪しい投資話に簡単に騙されてしまいます。

起業して事業収入を獲得しようとしても、元々そういった経験や実力がない場合は大金が一瞬で溶けてお金が消えてしまいます。

自分1人で小さくやる分にはまだ損失は少ないですが、誰か詳しそうな人に頼ったりすると騙されたりトラブルになって失敗する場合もあります。

高額当選のことを知人に話す

高額当選したら嬉しさのあまり、親族や友人などに自慢して言いたくなってしまう人がいます。

どんなに信頼できる人でもお金が絡むと一気に人間関係が変わってしまうことを覚えておきましょう。

実際に、宝くじの当選金狙いで夫が妻を殺してお金を奪ったというケースがあります。(元々仲の良い夫婦だったようです)

また、1人に話すとどこかで情報が洩れ、宗教団体などから寄付を何度も求められたりして精神的に参ってしまうこともあります。

お金で寂しさやストレスを解決しようとする

宝くじ当選後に仕事をやめて時間を持て余した人が、豪華なパーティーやイベントなどを主催して多くの人を招待したりします。

少数の友達だけならともかく、その知り合いやさらにその知り合いなど、自分にはあまり関係のない人まで参加するようになり、お金目当てでどんどん人が集まってきます。

それを自分の人気や名声だと勘違いしてしまい、人を惹きつけるためにまたどんどん見栄をはってお金を使う・・・このループでいつの間にかお金が消えていくパターンです。

キャバクラで「一晩数千万円使った」ことを自慢するようなタイプの人はかなり危険です。

まとめ

宝くじに高額当選して億万長者になったとしても実際に多くの人が自己破産に追い込まれたり、すべて使い果たしてしまっていることがわかりました。

それを守って増やせるかどうかは金融リテラシーが大事だということです。

宝くじ当選とは少し話の角度が違いますが、アメリカのバスケットボールNBAで高額報酬をもらっている一流プレイヤーも約50%が自己破産に陥っているというデータもあります。

また、以前別の記事でご紹介した有名サッカー選手が大金持ちから破産人生に追い込まれるケースなど、意外ですが天国から地獄パターンは多く存在しています。

トーマス先生

破産した有名サッカー選手の一覧は下記記事でご覧ください↓

大金持ちから破産人生に転落した有名サッカー選手たち。天国から地獄を経験した理由とは?

宝くじで夢を買って楽しむのは良いかもしれませんが、実際に高額当選した後のことまでしっかり考えておきましょう!

元の生活より辛い人生になることは本末転倒です!

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