『金持ち父さんの投資ガイド入門編』投資力をつける16のレッスン「②コインの裏表を見る」


金持ち父さんの投資ガイド 入門編』(改訂版 金持ち父さんの投資ガイド 入門編の中では、「洗練された投資家」になるための5つのステージのうち、1つ目のステージについて重点的に解説されています。

その1つ目のステージの中に「投資力をつける16のレッスン」という項目がありますが、今回の記事では16のレッスンのうち「②コインの裏表を見る」という項目についてご紹介します。

※5つのステージと入門編の全体の内容について知りたい方はまず下記の関連記事を読んでください。

投資力をつける16のレッスン「②コインの裏表を見る」

お金の問題はそもそも2種類しかありません。

お金が充分にないこと」と「お金がありすぎること」です。

お金は「考え方」にすぎないため、お金が充分にないと考えることしかできなければ現実もそうなってしまい、お金がありあまっている世界を見ることができれば現実もそうなります。

つまり、貧乏な人は「お金が充分にない世界」しか知らずその世界の中だけで生きているため貧乏から抜け出せず、お金持ちの人は「お金がありあまっている世界」を見ることができるためお金持ちになるということです。

⇒お金持ちになりたいのであれば、まずはお金に対する考え方を変えるところからスタートする必要があります。

心構えの違いから不足が生じる

金持ち父さんは人の心構えの違いから不足が生じる例を3つ述べています。

①安全を必要とすればするほど、その人の人生にはより多くの不足が生じる。

②競争が激しければ激しいほど、その人の人生はより多くの不足が生じる。仕事場で仕事や昇進をめぐって人々が競争したり、学校で成績順を争ったりするのはそのためだ。

③より豊かになるために、人はより多くの技術を必要とし、より創造的、協力的になる必要がある。創造的で、お金やビジネスに関する高い技術を持ち、他人と協力してやっていける人は、多くの場合、金銭的にどんどん豊かになる。

本に登場する「貧乏父さん」は①と②に該当する生き方、そして「金持ち父さん」は③に該当する生き方を実践したため、最終的に金銭的な面で大きな差が出たのです。

コインには裏と表がある

「私にはそれを買うお金はない」
「どうやったらそれが買えるようになるだろうか?」

普段の生活であなたがよく言っているのはどちらですか?

助手(小凪)
私はどっちとも考えますが、やっぱり「私にはそれを買うお金はない」の方が考えてしまっている気がします・・・

「私にはそれを買うお金がない」と言って止まってしまっている場合は、コインの片方の面しか見ていないことになります。

一方、「どうやったらそれが買えるようになるだろうか?」と考えた場合は、コインのもう一方の面が見えてきます。

ただ問題なのは、コインのもう一方の面が見えたとしても多くの人が表面的な部分しか見ていないことです。

つまり、貧乏な人が金持ちを見ても、金持ちが表面でやっていることだけを見て、彼らが頭の中で何をやっているのかを見逃してしまっているということです。

これは、宝くじに当選し、突然大金持ちになった人が結局お金を失い破産してしまう理由と同じです。

いくら大金を手にしたとしても、今まで貧乏だった人が同じような考え方によってコインの片方しか見ずに行動してしまうためお金を失ってしまうのです。

また、金持ちの家に生まれた子供が親の財産を失ってしまうことが良くありますが、これはコインの2つの面のうちお金持ちの面で育ったにも関わらず、最終的にその面で過ごし続けるための必要なことをまったく学ばなかったことが原因です。エンジンを作ること(持つこと)ができても修理できない人と例えるとわかりやすいかもしれません。

自分をコントロールして考え方を変える

多くの人は生まれたときに金持ちではないため、「お金がありすぎる世界」が存在することを常に疑ってしまいます。

仮に存在を認めていたとしても、それが自分とは無関係の世界だと思い込んでしまっている場合が多いです。

そして、「お金がありすぎる世界」を信じようとしても、お金に関するパニックに遭遇すると恐怖や疑いの気持ちが強くなり、自信を喪失し自分の人生が悪い感情に支配されてしまうことがあります。

そうなった場合、「お金の問題は2種類ある。お金が充分にないことと、お金がありすぎることだ。どっちの問題を抱えたい?」という自問自答をすることで感情をコントロールすると良いでしょう。

また、アメリカのトランプ大統領が4度の破産を経験しているのは有名な話ですが、彼は「心配しているか?」というインタビューに対して「心配するのは時間の無駄だ。心配は問題を解決しようとする私の邪魔になる」と答えています。

トーマス先生
約10億ドル(約1100億円)の個人負債と約90億ドル(約9900億円)の負債を抱えているトランプ大統領ですらこれだけ前向きな姿勢なわけなので、それよりも自分の方が状況は辛くないと思えば気が楽になるはずです。
助手(小凪)
確かにそうですね~!借金が数十万~数百万円あって死にたくなるっていう人もいると思いますが、トランプ大統領の4度の破産や借金額を考えると何だかちっぽけに感じて楽になりますよね!
多くの人が金持ちでない大きな理由は、決して起こらないかもしれないことについて心配しすぎるからです!

安全を求める心が不足を生み出す

【心構えの違いから不足が生じる3つの例】を見てもわかるように、安全を求めれば求めるほど人生には不足が生じてしまいます。

仕事による安定や保証を求める人が、あまり豊かな生活を送っていないことが多いのはそのためです。

多くの人がお金に関する技術や知識を高めるのではなく、安全度を高めることに人生の時間を費やしてしまっているため、世の中の格差が生まれています。(90対10の法則)

また、安全を求めれば求めるほど、目の前にたくさん転がっているチャンスが見えなくなってしまいます。

⇒コインの両面を見ることができなくなります

10回のうち三振が7回だけならば、野球の殿堂入りだ!
実際にこの名言の通りなのですが、実際には多くの人が安全を気にしすぎて1度の三振をしないようにとばかり考えて一生を終えてしまいます。
助手(小凪)
特に日本人は成功することよりも失敗することが良くないというような風潮がありますし、できることなら安全に一生を過ごしたいと思っている人が多いですよね。
トーマス先生
そうですね!もちろん安全・安定の人生が悪いわけではないですが、お金に関してコインの両面を見て「お金がありあまる世界」を目指したいのであれば、考え方を少し変える必要があるということです。
助手(小凪)
私はせっかくなら時間をかけても「お金がありあまる世界」を目指して勉強していきたいです!
投資力をつける16のレッスン「②コインの裏表を見る」」に関しての解説はこれで終了です。
続きのレッスンが気になる方は、『金持ち父さんの投資ガイド入門編』投資力をつける16のレッスン「③なぜ投資はわかりにくいのか?」をご覧ください。

 

 

 

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